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大河ドラマ「軍師官兵衛」も21日で最終回を迎えました。
あのお椀みたいな兜、被ったらどうなんだろうなぁと思っていたのですが、いざ観てみると予想をはるかに超えた格好良さでした(^ ^)
終盤、九州で自由に大暴れする如水(官兵衛)には、秀吉晩年の鬱屈した展開を吹き飛ばすような清々しさがありました。輿に乗り、采配を振るってふんぞり返っている如水の姿は実に楽しそうで、そのことがこれまで縛られ続けた軍師という立場の重さ・難しさを表しているように感じました。
子供ができない場合に女性が離縁されるということは、比較的最近まで色濃く残っていた風習ではあるのですが、このドラマでは官兵衛の周辺が心温かい善人で固められている分、長政の前妻・糸の扱いには何か釈然としないものを感じました・・・。戦国の男っぽくはないかも知れませんが、長政にはもっと苦悩して欲しかったような。
如水と家康の、「食えない奴」同士の男の約束、ああいうのは嫌いじゃないです(笑)
「軍師官兵衛」も40話を過ぎ、早いものです。一応欠かさずに視聴しています。
石田三成がこれでもか!というくらい佞臣として描かれているのはよいとして、官兵衛がいとも簡単に陥れられたりと、ひたすら翻弄されているイメージしかないのがなんとも気になります。
「軍略には長けていても、組織の中で上手く立ち回るような処世術には疎い」というタイプの軍師なのかもしれませんが、何しろ戦のシーンがあっさりし過ぎなので、なかなか有能さが目立ちません。秀吉への諫言も、言い方がストレート過ぎて怒りを買う始末・・・(- -;)
結局のところ、信長・秀吉・家康主導の「お馴染みの展開」がさくさく進んでいる印象が強いので、黒田官兵衛が主役ならではの展開が少ないかな、と感じます。脇の荒木村重の方がずっと面白い人物でした・・・さすがに主役には難しい人物だと思いますが。
やはり大河ドラマの登場人物は「いい子」でありすぎるのかも知れません。もっと腹黒さがほしい・・・(笑)