先祖調査の大本番と言える現地調査に行って参りました。
墓参りは久しぶりでした。正直に言うと、墓参りと、先祖が暮らしたその辺りの風景を写真に収めることが出来ればそれで十分、くらいに思って行ったのですが、思いのほか多くの収穫があって驚いています。夢に登場するようなことは一度もありませんでしたが、私のような不肖の子孫のためにご先祖様の加護があったのかもしれない・・・そんな神妙な気持ちになりました。
長らく不明だった先祖の菩提寺が判明したので、同じく菩提寺を探していた亡き祖父もあの世で少しは喜んでくれているといいけれど、と思います。
氏神もすぐに見つかり、そこには高祖父兄弟が生きた痕跡がありましたし、郷土史を調べると高祖父とその父がどんな人物であったか、より詳しく知ることができました。
私の家の初代とされる人(名前などは全く不明ながら)がどこからやってきた人なのか、得られた情報によって、その仮説を立てることもできました。
傍系の方にも話を伺えばさらに情報を得ることができそうですが、とりあえず、集まった情報を元に系図の編集を行っています。
どんどん情報が充実していくのは嬉しいのですが、親戚はこういうことには関心が無さそうな人ばかりですし、妻子のない私には系図や情報を伝える相手がいないので、このままでは自己満足に終わってしまいそうなのがちょっと残念と言えば残念です。お寺の人に「いいことをしていらっしゃいますね」といったことを言って頂けたことが多少の慰めにはなりましたが・・・。
タイムトラベル。
自分で興味を持ってリサーチをしているわけですから、自己満足だなんてネガティブに捉える事は無いと思いますよ。伝える相手がいなくとも、資料として残しておくだけでも価値ある物になるはずです。
余談ですが、かの松本零士先生の描く女性は、本人曰く、ご先祖様よく似ているとか・・・何でも、自分の描く絵は既にDNAに刻まれているとのことです。
浪士さんも今回のリサーチから、今後もしかしたらそんな発見があるかもしれませんね!